2019-04-26から1日間の記事一覧
トライアングルが、船の舳先のように、音楽を切り裂いて進んでいく。そのちりちりいう音が、主音。(ていう?)オーケストラととてもあっていて、作曲したプレヴィンて凄いなーと一瞬で感得する。そしてよく練られた隙のない演奏と緊密な指揮。ありがとうヤニ…
アン・バンクロフトとパティ・デュークが、私の舞台『奇跡の人』鑑賞の、邪魔をするー。特にヘレンが触角のように手をあげてどこまでも歩くロングショットと、無愛想だったサリバン先生がー。 高畑充希、尻上がりによくなるけれど、前半の、ハウ博士(原康義…
おや?幕開け、子供を寝かしつけるアンリ(稲垣吾郎)の息が浅く、弱い。息が浅いと、次に続く妻ソニア(ともさかりえ)の台詞をまたいで続くアンリの感情がぶつ切りになってしまう。ええと、直線の並縫いの運針の感じね、針が布に潜っていても、糸は続いて…
「ミュージカルにおける演技の概念」てものが、もひとつ掴めん。歌唱の安定のために、演技が犠牲になっていいか?演技の充実のために、歌唱が弱くなっていいか? まず、この芝居で凄かったのは、セットだ。ダイナミックで計算され、シーンが移るのが楽しみだ…