2016-04-02から1日間の記事一覧

てがみ座 『対岸の永遠』

酔い潰れながら目を上げると、そこにはいつも父(半海一晃)が、なぜか父がいて、窓から入ってきたり、椅子の上に立っていたり、くすくす笑っていたりする。父は妖精のよう、世界を漂流する亡霊のよう。 1999年、ソビエト連邦が崩壊して10年近く、翻訳者のエ…